レポート by したコメサポーター 渡邊淳子
写真 by したコメサポーター 吉岡 茂
2017年9月18日、朝の10時前から浅草公会堂1Fロビーはとっても賑やか。したコメの「クレイアニメを作ろう」と題したワークショップに、子供達が集まってくれたからです。
今回のテーマは「クレイアニメで一発ギャグを作ってみよう!」。
クレイアニメ作家の山田優子さんに教えていただきながら、子供達に監督になってもらって、浅草を題材に1秒くらいの一発ギャグのクレイアニメを作ってもらおうというものです。
「おはようございます!」とみんなで元気に挨拶した後は、まずはネタ探しに浅草の町へロケハンへ。
町を案内してくれたのは、映画を作る際に監督にロケ地を案内しているフィルム・コミッションの斎藤さん。
小さな監督たちは、鉛筆と2コマの絵コンテがかきこめる紙を持って、浅草の街に繰り出しました。
まずは浅草公会堂前にある「スターの手形」を見て、十八代中村勘三郎さんを模した「鼠小僧」、ビートたけしさんの兄弟子さんのお店「捕鯨船」、そして「浅草演芸ホール」とまわり、公会堂に戻ってきました。皆、真剣に紙にアイデアを書き込んでいきます。
そして、粘土でアイデアを形にすべく、粘土を平べったくするローラーや、先の尖ったツールを使って思い思いの形を作ります。
次に、浅草の町を背景にして、形作った粘土を1画面ずつパソコンに取り込みます。
だいたい10画面分を取り込んでアニメを作っていくのですが、監督さんたちはあと何画面を作ることができるか確認しながら、ストーリーを考え、文字を足したり、減らしたり、登場者を反対向きにしたりして画面上での動きを決めていきます。
最後は、監督自らの声を録音してアニメを仕上げました。
雷門の大きい提灯が実はお化けで、舌を出して「ばあ」と言うのを見て白いウサギさんがびっくりしたり、提灯の裏から顔が飛び出してきたり、吾妻橋の上でバナナを持った人が川に飛び込んだり、橋の上に魚が集まったりなど、自由な発想の、素敵なクレイアニメがたくさん出来上がりました!
出来上がったアニメはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=npIcWYVODAo
素敵な監督さんたち、ありがとうございました!
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