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今年のしたコメのオープニングを飾った特別招待作品『ぼくのおじさん』が、
いよいよ明日11/3(木・祝)から全国公開されます!

「ホントに困った人だけど、みんな、ぼくのおじさんが大好きです。」

おじさんと雪男のやりとりがとってもユーモラスで
観た人、みんな、おじさんのファンになってしまうような素敵な作品です!

したコメでの上映では場内からくすくすと笑い声が絶えませんでした。

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(C) 1972 北 杜夫/新潮社 (C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会

上映後の舞台挨拶では おじさん役の松田龍平さん、雪男役の大西利空さん、
須藤泰司プロデューサーが撮影のエピソードなど中心に話してくださいました!


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したコメでの上映の模様はしたコメレポートでチェック!

舞台挨拶の映像はこちら→ Youtubeしたコメ公式チャンネル

実は「ぼくのおじさん」は台東区フィルムコミッション支援作品でもあるんです!
その縁から10/5に行われた「ヒット祈願」にもしたコメサポーターが参加してきました。 レポートはこちら→ したコメレポート



『ぼくのおじさん』ぜひ劇場でご覧ください!
したコメでご覧になった方もきっとまた発見があると思いますよ!

『ぼくのおじさん』公式サイト
http://www.bokuno-ojisan.jp/

関連プログラム:
オープニングセレモニー&上映/特別招待作品『ぼくのおじさん』
今年のしたコメ特別招待作品『PK』が、
いよいよ明日10/29(土)から全国公開されます!

『きっと、うまくいく』が過去2回上映されるなど、 したコメとは縁の深いラージクマール・ヒラニ監督の新作が待望の日本公開です。

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©RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED

したコメでは、9/18にコトブキツカサさん、辛酸なめ子さんをMC、トークゲストにお招きして、ジャパンプレミア上映いたしました。

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会場で上映したヒラニ監督のインタビュー映像を、
当日より3分長いロングバージョンで公開中です!→ こちら
作品鑑賞の前に見ると、より深く楽しめると思います!


したコメでの上映の模様はしたコメレポートでチェック!

『きっと、うまくいく』をご覧になった方は勿論、インド映画未経験の方も、
ユーモアと愛にあふれたこの作品をお見逃しなく!

ぜひぜひ劇場でご覧ください!

『PK』公式サイト
http://pk-movie.jp//

関連プログラム:
特別招待作品『PK』

 

写真 by したコメサポーター 吉岡茂

 


「したまち演劇祭in台東」との共同企画である"井上ひさしと山田洋次~2人の「母と暮せば」~"。

上映前には、したコメの発案者である作家・劇作家の井上ひさしさんの三女で、劇団「こまつ座」代表の井上麻矢さんをお迎えしたトークショーが行われました。
『母と暮せば』の制作について、そして、父としての井上ひさしさんのことなどが語られました。

【『母と暮せば』が制作されることになった経緯について】
『父と暮せば』の大ファンであった山田監督から、『父と暮せば』をもう一度映画化したらいいんじゃないか、という話を頂いたとのこと。
しかし、黒木和夫監督がすでに亡くなってる今、作り直すのは良くないという話になり、山田監督は一旦断念したそうですが、麻矢さんが「もし父が生きていれば、長崎を舞台で『母と暮せば』という物語をやりたいと言っていたと思う」と、山田監督に話したところから始まったそうです。

企画のごく早い段階から、山田監督の中にはイメージが広がって、すでに絵コンテがどんどん出来上がっているようだったそうです。

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井上ひさしさんは、昭和という戦争の時代に生きた作家として、広島、長崎、沖縄は書かなければならない、突然日常を奪われてしまった人たちひとりひとりの声を聞きたいと言っていて、その魂を山田監督が受け継ぎ生まれたのが『母と暮せば』だった、山田監督へは感謝の気持ちでいっぱい、とのことでした。

【父としての井上ひさしさんについて】
「反抗期だったりして、それほど仲のいい親子ではなかったけれど、亡くなってからは知らないうちに会話していて、今も会話し続けていると思います。
よく父は「死んだ人からは学べないんだよ。だから死んだ人からの声は、心で聞いて自分の人生に生かすことが大事なんだよ」と言っていました。
この作品は、父との会話の中で書き上げたお話でもあります。生きているうちに、大切な人とたくさん話してほしい。それが伝われば、この映画を観ていただいた価値があると思います。」

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麻矢さんの言葉に観客は熱心に耳を傾け、引き続いての上映の後にはとても感慨深い様子でした。

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関連プログラム:
コメディ栄誉賞 山田洋次リスペクト上映

 

写真 by したコメサポーター 吉岡茂

 


9/19(日)、「コメディ栄誉賞」受賞の山田洋次監督のリスペクト上映として『男はつらいよ』第1作の上映&トークショーが行われました。
トークショーには、三平ちゃん役・北山雅康さん、大空小百合役・岡本茉利さん、源吉役・佐藤蛾次郎さんが登壇、寅さんファミリーが集結しました。

岡本さんは、第8作の『寅次郎恋歌』から登場。この時はまだ旅役者ではなかったのですが、映画に描かれたイメージが入り込んできて、旅をしてみたいという想いが芽生えて、大衆演劇の世界に入っていたとのこと。役の上でのキャラクターが現実になったということです!

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北山さんは、デビュー作が山田洋次監督の『ダウンタウンヒーローズ』で、渥美清さんとの共演はその時からとのこと。
渥美さんは、トイレに入っている時に、若い役者に「新聞を読んでくれ」と言うのが常だったそうですが、当時の北山さんはまだ若く、難しい漢字が読めず、分かる部分だけ飛び飛びに読んでいたら全く意味が通じなかったらしく、2度と頼まれなかったというエピソードを披露し、会場の笑いを誘っていました。

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蛾次郎さんは、山田監督の映画に出るきっかけについて、事務所に勧められたオーディションに、遅刻して行って煙草をふかしていたところ、そこにいたのは山田監督。
すでにオーディションの時間は終わっていたにも関わらず、山田監督は笑いながら「どういう役をやりたいの?」と聞いたそうですが、蛾次郎さんは「不良だよ」と一言。 それが気に入ったのか、後日、事務所に出演依頼が来たそうです。

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渥美清さんについては、普段は知的で物静かの方だった、常に情報に対してアンテナを張っていて、突然いろんな質問をしてくる方だったなど、沢山のエピソードをゲストの方々が、次から次へと楽しそうに繰り出す様子は、あの寅さんの賑やかさがよみがえったようでした。

トークの後は、35ミリフィルムで映画が上映され、味わいのある映像に、お客様も大満足の様子でした。

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関連プログラム:
コメディ栄誉賞 山田洋次リスペクト上映

 

レポート by したコメサポーター 斎藤義久

写真 by したコメサポーター 佐藤啓二

 


毎年のように前売り券が売り切れ満員御礼の大人気プログラム、したコメ名物「映画秘宝まつり」、 今年は2本立ての大ボリュームでの開催となりました。 

高橋ヨシキさんによるこだわりのオープニングムービーの上映後、恒例の最新予告編大会からスタート。
登壇は、町山智浩さん、水道橋博士さん、高橋ヨシキさん。
「映画秘宝」がセレクトした、イチオシ映画の映像がいち早く観られるというわけで、話題の新作からマニア向けの濃い作品まで、5作品が紹介されました。

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最初に上映する映画は、『グリーンルーム』。
ネオナチ集団に監禁されたバンドメンバーが生き残りを賭けて戦いを挑むサスペンス作品です。
上映前のトークでは、急逝したアントン・イェルチンのフィルモグラフィを振り返ったり、80年代パンクバンドの思い出などが話題に上がりました。

上映後は『グリーンルーム』についての解説。
"切り株映画"という新ジャンルがこれからのスタンダードになるという新説で盛り上がりました。

休憩を挟んで、次のプログラムは『ナイスガイズ!』。
ラッセル・クロウ主演のバディ・ムービーで抱腹絶倒のコメディ作品です。
本作のメガホンを取ったシェーン・ブラック監督の"ここに至るまでの"苦労話や、フィルモグラフィを紹介。嘘か本当か、信じるか信じないかはアナタ次第なエピソードの数々で会場を沸かせます。

上映後は、いよいよこれも恒例の大プレゼント大会!!
「映画秘宝まつり」史上最大の38アイテムを惜しげもなく大放出しました。

さらにこのコーナーには、今回のしたコメで「特殊メイク子供ワークショップ」を開催した"江戸っ子おじさん"西村喜廣監督も飛び込み参加。
登壇者全員で、1~38の番号が明記されたボールをお客さんたちに向かって投げ入れてプレゼント当選者を決定、今年の「映画秘宝まつり」が終了しました。

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関連プログラム:
「映画秘宝」presents 映画秘宝まつり

レポート by したコメサポーター 宮川智里

写真 by したコメサポーター 江頭幸宏、吉岡茂



10/8(土)東宝撮影所にて、「第9回したまちコメディ映画祭in台東」コメディ栄誉賞贈呈式が行われました。
第9回したコメ「コメディ栄誉賞」を受賞された山田洋次監督ですが、9/19の授賞式当日は『家族はつらいよ2』 の撮影中だったため、残念ながら会場にはお越しいただけませんでした。
しかし、サポーターの熱い思いに山田洋次監督が応えてくださるというご厚意により贈呈式が実現いたしました!

本祭中は、浅草公会堂ロビーに山田洋次監督の特設コーナーが設置されていましたが、何か手伝えることはないかとサポーターで考え、 手作りで監督の作品年表やトランクを作成し展示していました。
それらを、この贈呈式でお渡しすることになり、サポーターの喜びもひとしおでした。

会場の東宝撮影所に到着すると、サポーターにより手作りの飾りつけから進行確認が着々と進められ、贈呈式が開幕。

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盛大な拍手の中、山田洋次監督がご登場。表彰状・副賞贈呈の後、吉田照美直筆の「男はつらいよ」 の登場人物が描かれた絵画「団子の晩餐」の贈呈に、山田監督も大変喜ばれておりました。

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そして、サポーターより手作りのトランクの贈呈。トランクの中には、本祭中ご来場のお客様や出演者の方々からのメッセージが添えられていました。

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贈呈品を受け取りながらひとつひとつ丁寧にご覧になっていた山田監督のお姿がとても印象的でお人柄を感じました。

山田監督からは、
「本来なら当日会場に行きたかったがどうしても撮影で出席が叶わず大変申し訳ありませんでした。会場の様子は当日の出演者から聞かせて貰いました。 倍賞さんの歌良かったでしょう?アカペラであんなに魅力的に歌える人はなかなかいません、彼女こそ下町の太陽です。 当日は出席できなくて大変残念でしたが、今日は皆が来てくれて嬉しいです。ありがとうございました。」
とのご挨拶をいただきました。

そしてお話は「したまちコメディ映画祭」での受賞ということで、コメディ映画に対する監督の思いへと続きます。

「欠点を優しく見つめるのがコメディです。人間というのは欠点だらけなので、その欠点を優しく見つめ、笑いに変えることをいつも考えて映画を作っています。 観客の皆さんが、笑って笑って最後はもう止めてくれと言うくらい笑える映画を作れたらもう死んでもいいかなと思ってるが、なかなか作れない。」
「昔はお正月映画と言えばコメディでしたが、最近は感動や涙するといった重い映画が多い気がします。こんな時代だから今は皆笑いたいんです。でも、需要に応える映画がなかなかできない。何故なのかいつも考えています。」
と、とても優しい口調で丁寧に語ってくださり、会場にいた皆がそのお話に真剣に聞き入っていました。

が、そこで終らないのが監督。
「だから次の作品は、感動や涙する映画に飽きた方はどうぞ見てください!を宣伝文句に作品を作っています(笑)。 憧れで目標であるコメディの映画祭での受賞は本当に嬉しいです、ありがとうございました。」
の言葉に、会場中が笑いと拍手があふれました。

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監督のご挨拶の後は、サポーターから監督への質疑応答へ。

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まず最初は、中学生の時「男はつらいよ」をテレビで初めて見て衝撃を受けて以来ずっとファンで、 今日も大好きな1本を見てから駆けつけましたというサポーターからの質問。

Q: 寅さんとリリーさんが大好きなのですが、最後の作品でリリーさんと再会することはずっと以前から考えていたのですか?
A: 当時渥美清さんは、ご病気により体調を崩されて体力が落ちてしまっていて、48作目が最後かもしれないという思いがあり、リリーさんを出演させると決めていた。 劇中では寅さんとリリーさんが同棲していたが、浅丘ルリ子さんはそれをまったくいやらしく感じさせないことができる貴重な女優さんなので実現できた。
また奄美大島での撮影についても、抗議が殺到して反省したTVシリーズの最終回のロケ地であった奄美大島で、最後の映画も撮ろうと決めていました。

TVシリーズから続く「男はつらいよ」に対する監督の思いが伝わってきました。

続いて、年間200本以上の映画を見るほど映画が大好きで、好きが高じてエキストラに参加するようになったというサポーターからの質問。

Q: 監督はエキストラにも演出をするとお聞きしましたが、監督にとってエキストラの役割とは何ですか?
A: エキストラの人は、歩くだけ、ただ居るだけだが、役者さんの芝居のバックには画面を構成する重要な要素のひとつとして映っている。 だから画面のすべてを考える。この人はどこに行こうとしているのか、何をしようとしているのか、一人一人の人生を考える。現場では映っている人全員の人生を考えて欲しいと話しています。

これが、山田監督の映画から感じる暖かみの源なのかもしれないと感じました。

そして最後のサポーターからの質問。


Q: 監督の作品は、景色や風景も印象に残ることが多く、街並みや風景がストーリーを説明していると感じます。監督が思う、下町の街並みや風景の魅力を教えてください。
A: この30年くらいの間に、日本中の景色がどんどん変わってしまった。子供の頃の景色が変わるのは、思い出を一緒に消されてしまう気がする。昔の下町の景色は、高い建物もなくフラットに広がっていた。狭い道がある、夕方に夕飯の匂いがする、子供が走っている。寅さんもこんな所で育ったんだろうと思わせる街が下町。

きれいに整備された街より、ごちゃごちゃした街の方が好き。川だってよどみや淵、急流といった場所があるから生命が育つ。だから街にも必要だと考えている。その延長で柴又を考えている。懐かしさや憧れを持っている下町を、映画の中では残していきたい。

と、最近希薄になりつつある地域コミュニティーに対する思いをお話いただきました。

その後、監督からしたコメあてにサインをいただき、全員で写真撮影。

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監督の気さくな対応に終始和やかなムードで閉幕しました。
大変お忙しい中、貴重なお話をしていただき、とても有意義な心に残るセレモニーとなりました。

関連プログラム:
クロージングセレモニー&イベント 山田洋次リスペクトライブ
コメディ栄誉賞 山田洋次リスペクト上映

 

レポート by したコメサポーター 高橋令子

写真 by したコメサポーター 江頭幸宏

 


10月5日(水)、映画『ぼくのおじさん』ヒット祈願が小野照崎神社に行われました。
主演のおじさん役・松田龍平さん、甥っ子の雪男役・大西利空(りく)くん、ヒロインの真木よう子さん、戸次重幸さん、山下敦弘監督が参加されました。

今年のしたコメのオープニング上映だったご縁で、したコメサポーターも同行させていただきました!

台東区「入谷」にある小野照崎神社。この神社の御祭神は、平安初期の歌人・学者でもあった小野篁(おののたかむら)公であることから、学問や芸能に関するご利益があると言われています。
渥美清さん縁の神社として知られており、寅さんがしていたお守りはこちらの神社のものとか。

本堂でご祈祷が行われた後、出演の皆さんがインタビューに答えてくださいました。

Q, ヒット祈願を終えての感想

松田(敬称略): 今日はありがとうございます。こういう場所では初めてなので面白いなと思ってます。 『ぼくのおじさん』という映画が完成しまして、本当に素晴らしい素敵な映画が出来たので、是非皆様に観ていただきたいとヒット祈願をさせていただきました。

大西: このヒット祈願で『ぼくのおじさん』が大ヒットするといいなと思います。

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Q, (渥美清さんがまだ仕事が少なかった頃に「好きだった煙草を止めるので、役者として活躍出来る様に」と祈ったら寅さんの仕事が来たというエピソードにちなんで)
公開までの1ヶ月間大好きな◯◯を断ちますか?

松田: ぼく、ちょっと断ちたくないです(笑)
戸次: じゃあ、私も断ちません。
真木: 主演が断たなかったら、断ちたくないです。用意してたんですけど...。最近大好きなりゅうちぇるさんの真似を断とうかなと。
山下: 煙草を止めようと思いましたが、止めます。
大西: 子供だから大好きなアイスを止めます。
戸次&山下: 僕もアイスを止めます。(と便乗)
松田: (主役の立場が無くなって来たので)じゃあ、フルーツを断ちます。

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Q, 最後にメッセージを!

松田: 哲学者で偏屈で自分の事ばかり考えてるおじさんと、しっかり者の雪男が散歩から冒険に出掛ける話で最終的にハワイに行ってしまうという、本当に懐かしいような子供心に帰ったような気持ちになれる優しい映画で、見るお客様を選ばない本当に素敵な映画になったので、沢山の方に是非観ていただきたいという思いで一杯です。宜しくお願いします。
大西: 仕事で疲れた人とか全体的に癒される映画なので、皆さん是非観て下さい。

終始和やかな雰囲気の中、終了しました。

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『ぼくのおじさん』は、11月3日(木・祝)から全国ロードショー。

『ぼくのおじさん』公式サイト→http://www.bokuno-ojisan.jp/


関連プログラム:
オープニングセレモニー&上映/特別招待作品『ぼくのおじさん』

写真 by したコメサポーター 吉岡茂

 


9/18(日)東京国立博物館にて、映画講義「とり・みきの吹替え"凄ワザ"講義」が行われました。昨年のしたコメでも好評だった企画の第2弾です。

今回の上映作品は『危険戦隊デンジャー5 我らの敵は総統閣下』。2011年にオーストラリアで製作されたドラマシリーズから、3話分をセレクトしての上映。
ヒトラー暗殺の密命を受けた5人の特殊工作員が活躍するアクションコメディですが、恐竜や巨大ロボも登場するなど、懐かしのSFドラマや戦隊物の雰囲気を持つ作品です。

上映後の映画講義には、豪華9名のゲストの方々が登壇されました。

講師: とり・みきさん
ゲスト: 羽佐間道夫さん、江原正士さん、堀内賢雄さん、千葉繁さん、甲斐田裕子さん、森洋子さん、多田野曜平さん、吉田啓介さん(演出担当)

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"凄ワザ"の3つのキーワードに沿って、『危険戦隊デンジャー5』の本編映像を振り返りながらの進行となりました。

【凄ワザ追加】
台本にはなかったというアドリブシーンのみを抜粋した映像をトーク冒頭で上映。
本編を観たばかりの客席も再び爆笑でした。 

【凄ワザ台本】
吹替え版の台本をつくるときにどういう味付けでアレンジされているのか?
同じシーンを、字幕版と吹替え版で見比べます。
場内には笑い声と共に、吹替えでこんなに変わるのかと感心する声もたくさん。

【凄ワザ兼役】
多田野さん、江原さんの兼役シーンを抜粋して上映。
とりさんから「みなさん、気づいていないものもあると思いますよ」とコメントもありましたが、 なんと多田野さん18役、江原さん19役! これには場内拍手喝采!
ちなみに何役演じてもギャラは一緒というのが慣習だそうです。

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アドリブが魅力の本編だけに、トークは自然とアドリブの話題が中心になりました。
今回の「危険戦隊デンジャー5」では"アドリブ大歓迎"と台本に書いてあったそうです。
最近の作品の吹替えでは、台本に忠実な吹替えを求められることがほとんどなんだとか。

トークの中で出たエピソードを、いくつかご紹介します。
まるで本編さながらの軽妙なやりとりが飛び交うトークに場内は大盛り上がりとなりました!

【「俺がハマーだ!」収録現場でのエピソード】
羽佐間さんが主役を担当していたテレビシリーズ「俺がハマーだ!」に新人時代の堀内さんがゲスト出演した回があったそうです。
そのときのアドリブを巡る羽佐間さんと監督との攻防を堀内さんが語ってくれました。
羽佐間さんは台本を全部、自分流に直してから収録に臨んでいたそうです。  

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監督: 羽佐間さん、脚本家の方がいらっしゃってるので、今日は元に戻していただいけないでしょうか...。

羽佐間: いやいやいや、だってこっちの方が面白いじゃん。

監督: 羽佐間さん、なんとか...。

羽佐間: いやいやいやいや(以下略)
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※通常1時間で終わる収録が4時間ぐらいかかったそうです。

堀内さんから上記のエピソードを受けて...

羽佐間: タイトルを「俺がハザマーだ!」にしようとしたら、すぐ怒られてカットされたねぇ。

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とり: タイトルですからねぇ...笑

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【アドリブは事前に準備しておく?】
とりさんからのこの質問には、声優さんによってアプローチはさまざま。
事前に台本に書き込む派と、スタッフ・キャストが揃っての1発目のテストの時に判断する、と回答が分かれました。
アドリブといっても、セリフの味付けのアレンジから、ダジャレの仕込みやモノマネなど多岐にわたるそうです。

ちなみに劇中での千葉繁さんの熊本弁もアドリブだったそうですが、千葉さんは「台本を透かすとですね、熊本弁になってた」とコメント。
このコメントには場内大ウケでした。

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【深夜放送のB級映画の吹替え】
凄ワザ兼役の流れから、話はB級映画の吹替えエピソードへ。

江原:  昔のB級映画には、話が途中でワケがわからなくなったりするような作品がずいぶんあった。 そういうときには、アドリブであらすじを登場人物に説明させる方法で乗り切った。 こうなってこうなってこうだからあいつが怪しいぞ!って。 オリジナルより面白いなんて言われてる作品は、先輩声優たちの力なんですよね。

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堀内: 今日の収録はB級作品だからみんなのアドリブでA級に上げましょう! と演出家に言われたときがあって、どうするのかなと思ったら、オフを全部ダジャレで埋めるという方法だった。

とり: それは果たしてA級かどうか笑

堀内: それは僕も思いました笑 オフと背中はほとんどダジャレで埋め尽くしましたよ。

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※オフ:登場人物が遠くにいたり、画面の外にいる時などのセリフ。俳優の口元が写らないのでアドリブを入れやすいそうです。

吉田: 羽佐間さんは昔から、役者が背中を向けたらチャンスだからって言ってましたよね。

羽佐間: 昔は吹替えと役者の口をビシッと合わせろって言われていて、埋めきれない台詞をバックショット(背中)で補おうよとブームになった時があった。

吉田: 今回のヒトラー役は全然口が動いてなかったですよ笑
※役者の口は動いていないのに、羽佐間さんの吹替えではアドリブ満載だったため

とり: そうですよね。まったく口閉じてましたよね。

羽佐間: それがね、台本を透かすと口が動いてるんだよ。



とりさんからは「21世紀のいま、デンジャー5のようなアドリブ満載の作品が吹替えで観られるなんて感動」とのコメントもありました。

『危険戦隊デンジャー5』にはまだ4話分の収録があるそうで、そちらを観られる日も楽しみにしています!

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関連プログラム:
映画講義「とり・みきの吹替え"凄ワザ"講義」第2弾

今年のしたコメは、まだまだ終わりません!

「したコメサポーターズクラブ」が主催するまちかど映画会 を、
10月8・9日開催の「谷中まつり」前夜祭として、開催いたします!
上映作品は『パディントン』。
イギリスのベストセラー児童文学「パディントン」シリーズの実写映画版、子どもも大人も楽しめる映画です。

入場無料、どなたでもご参加いただけます!
ぜひ足をお運びください!※詳細はコチラ!


まちかど映画会in谷中 (無料上映イベント)
上映作品:『パディントン』(2016年/95分/アメリカ/日本語吹替版)

開催日時: 2016年10月7日(金)17:45~19:30
開催場所:防災広場「初音の森」
※雨天の場合は谷中防災コミュニティセンター多目的ホールにて開催いたします。



関連プログラム:
カウントダウンイベント

 

レポート by したコメサポーター 杉恵子

写真 by したコメサポーター 富田郁、江頭幸宏

 


山田洋次監督の「コメディ栄誉賞」受賞を記念して、音楽で敬意を表す「山田洋次リスペクトライブ」。
この日のために集まった豪華メンバーが、それぞれ魂を込めた演奏で客席を熱気の渦に巻き込み、演奏する方も聴く方も、みんながこの場にいることを心から楽しんでいる、そんなライブとなりました。

ポカスカジャン:
MCからライブまで、したコメには欠かせない存在となっているポカスカジャンですが、ライブのトップバッターは初めてとのこと。お馴染みの絵描き歌やガリガリ君から、もの凄く練習したという寅さんのテーマソング(キング・クリムゾン風アレンジ?)まで、一気にしゃべりまくり、歌いまくりました。

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天才バンド:
浅草は初めてというメンバーがいるとは思えないほど、有無を言わさぬパワーであっという間に客席の心を掴み、会場中が揺れるほどの迫力ある演奏を繰り広げました。

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レキシ:
2年ぶりのしたコメということで、待ちわびたファンはいきなりのスタンディングでお迎え。寅さん大好きというレキシがすっかりメジャーになった持ち歌を次々と披露し、途中からは"足軽先生"こと、いとうPも乱入して稲穂を振りまくり?(わかる人にはわかるのです。悪しからず...)、更に客席も一体化、怒涛のライブとなりました。

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二階堂和美:
山田監督の大ファンで、「男はつらいよ」に触発されて作った「女はつらいよ」という歌をこの場で歌えるなんて夢のよう、と感激していた二階堂さん。大ヒットした高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」の主題歌「いのちの記憶」の熱唱には、会場中がシーンとなってその美声にウットリと酔いしれました。

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浅草ジンタ:
なんと第1回目から皆勤賞の浅草ジンタ。ライブのトリは初めて!で、いきなり喜びのAll Stand-up !! トランペットの音が心に沁みる「男はつらいよ」、したコメ公式テーマソング「君がこの街にやってきて」などなど...、今年も聴かせてくれました。

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ここで、MCのいとうせいこうP、大場しょう太Dが登場。

いとうP: ジンタ良かったよ!でも実はこの後「大トリ」がいるんだよね。
大場: ライブも大詰め、ここで山田洋次監督のリスペクトにはどうしても欠かせない人にご登場いただきましょう!
(寅次郎の弟分、源吉役でお馴染みの佐藤蛾次郎さん登場)。

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佐藤(蛾): カラオケでは歌ったことあるんだけど、こんな場所で寅さん歌えるなんてね。

佐藤蛾次郎さんにしか歌えない「男はつらいよ」、その味のある歌声に客席が手拍子で応え、浅草公会堂がまるごと寅さんの世界へ入り込んだような不思議な感覚にしびれました。

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大場: 今日は他にも寅さん所縁の方々に来ていただいている。

というMCにつづいて、佐藤利明さん、岡本茉利さん、更にサプライズゲストとして「さくら」、こと倍賞千恵子さんが登場すると、会場に大きなどよめきが起き、それがすぐに温かい拍手へと変わって舞台を包み込みました。

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そして倍賞さんが「さくらのバラード」をアカペラで歌い出すと、その場に寅さんがいるような、あの渥美清さんが降臨したような、そんな錯覚に陥り、みんなで寅さんワールドへとワープしたのでした。この愛しいような時間が、そのまま映画の名場面のようで、ハンカチで涙を拭うファンの姿が印象的でした。

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倍賞さんの歌声の余韻に浸りながら、授与式へと移りました。

残念ながら山田洋次監督ご本人は次回作「家族はつらいよ2」撮影のため授与式に出席されませんでしたが、 出演者全員が舞台上に再度集合し、その栄誉を称えました。

授与式では、服部台東区長より表彰状、太田台東区議会議長より金一封、青木葛飾区長より花束、ラジオパーソナリティの吉田照美氏より寅さんファミリーを描いた絵画(題名は「団子の晩餐」)、サポーターから山田監督へのメッセージ入りのトランク、その他お米券等が贈呈され、倍賞さんが山田監督に代わってお礼の挨拶を述べました。

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倍賞: 私は山田監督と出会って演じることを学びましたが、それ以上に一番学んだのは生きている人々のことです。映画を通して大勢の人々に出会えたことの幸せを大切にして、これからもこの仕事に携わっていきたいと思います。皆さんもぜひ映画館に足を運んで山田監督の映画を観てください。

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大場: それではグランドフィナーレです。まず服部台東区長より。

服部区長: 今日はこの浅草に寅さんファミリーが帰ってきたかのようです。いとうP、サポーター、地元の皆さん、すべての関係者の方々に感謝します。今年上野の西洋美術館が都内で初の世界文化遺産に登録されました。これを機にこの台東区から下町文化を世界に発信していきたい。皆さん宜しくお願いします。

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最後にいとうPが閉会宣言を行い、「男はつらいよ」を全員で大合唱して今年のしたコメも無事終了しました。

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いとうP: 心からの感謝の気持ちを込めて、みんな本当にありがとう!! そして来年10年目、またこの映画祭で会いましょう!!

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関連プログラム:
クロージングセレモニー&イベント 山田洋次リスペクトライブ

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