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【レポート】9/18 名俳優・名声優がガチンコ勝負! 吹替え60周年記念上映『名探偵登場』

2016/09/29

 

レポート by したコメサポーター 今泉健

写真 by したコメサポーター 吉岡茂

 


日本で吹替えが始まって60周年を記念して行われたこの企画。
冒頭、日本で吹替えが始まったのは、TBSの1956年滝口順平さんの「カーボウイGメン」と、大平透さんの「マンガスーパーマン」で、当時は声優というより一人で全てを行う吹替え弁士だったと、とり・みきさんより説明がありました。

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『名探偵登場』の放映は、1981年12月、TBSの月曜ロードショーのクリスマス特番的扱いだったそうですが、そのテレビ版というのが大変貴重な作品です。

上映後のトークゲストの羽佐間道夫さん曰く、当時の声優は皆、舞台やラジオで語りの芸を積んでいた役者として、セリフがスムーズに続き、セリフが始まると28分(1ロール)会話が止まらなかったということでした。

とり・みきさんとのトーク中にスクリーンに映し出された羽佐間さんを含む出演の声優陣の名前、 小池朝雄、高橋和枝、千葉耕市、滝口順平、内海賢二(以上敬称略)など、錚々たるもので、ご存命で無い方もいるのが寂しい気持ちになります。
羽佐間さんもおひとりずつ、エピソードを語っていました。

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対する俳優も、ピーター・フォーク、ピーター・セラーズ、デビッド・ニーブンをはじめこちらも錚々たる面々です。
今では老母役のマギー・スミスがバリバリの御夫人だったり、大御所のジェイムス・クロムウエルが青二才の役回りで時代を感じます。
演じる名優に対して声優陣がそれを受けて立ち、ガチンコの勝負をしています。

羽佐間さんのピーター・セラーズは、当時でも苦情が来たそうで、いわゆる中国人的な変な日本語を話します。
しかし、羽佐間さんに言わせれば、本来、ピーター・セラーズがパロディとしてチャイナ服を着用し、すでに訛った英語なので、普通に話すのではオリジナルを生かしていないことになるそうです。

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特に当時の声優は、その物語の本質を読み取った上で、強調したり、日本人に伝わり易いようにして、オリジナルを逸脱するわけではないので、吹替えにより自ずと作品のクオリティが高まるという、とても説得力のある話でした。

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関連プログラム:
吹替え60周年記念上映『名探偵登場』

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