レポート by したコメサポーター 杉恵子
写真 by したコメサポーター 江頭幸宏
元はキャバレーだったという昭和の香りをそのまま残す東京キネマ倶楽部で
「第3回DVDスルー・コメディ大賞」の受賞式が行われた。
劇場公開されないままDVDになった映画の中から面白い作品を発掘して
紹介しよう!ということで始まった企画も3年目。
ノミネートされた5作品の中から、視聴者の投票により
『フレンチ大作戦 灼熱リオ、応答せよ』 が大賞に選ばれ、
発売・販売元のアクセスエー社長鈴木雅人氏に賞状とトロフィーが授与された。
(他のノミネート作品は『アステリックスの冒険~秘薬を守る戦い』、
『俺たちニュースキャスター 史上最低?!の視聴率バトルinニューヨーク』、
『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最後の日』、
『マジック・マネー』)
大場: 社長からひとことどうぞ。
鈴木社長: こんな素敵な賞がいただけるなんて想定外でとても嬉しいです。
今の時代DVDはホラーが多く、コメディは希少。この映画は60年代の007シリーズ
を想定したスパイ・パロディで、主人公の毒舌が冴えわたる作品です。
新井: ヨーロッパの映画にはこういった毒舌ものが割とありますね。
小ネタや顔芸も多く、突っ込みどころ満載です。ところで、受賞が発表された後、
アマゾンでこの作品のDVDが完売するなど、市場が動いたそうです。
大場: したコメで応援したかいがありますね。そういうのが大切。
では映画をご覧いただきましょう。
映画上映後、TVでお馴染みの名越康文氏のトークが行われた。
名越: 去年の大賞はアクティブな映画で判りやすく、会場は大爆笑だったけれど、
今回の作品のセンスは日本の笑いの土壌にはないものだなぁ、と客席の反応が
ちょっと
不安だったけど、大画面で観たら面白かったので安心した(笑)。
新井: 内臓が笑っちゃうような映画。シニカルで差別的なネタが多く、こういう作品を
公開するのはなかなか難しいです。
名越: でも1晩限りとか、そういう上映の仕方もありかも。将来出来たら良いですね。
とにかく今日は皆さんと一緒に観られて、大画面ならではの発見もあって
楽しかったです。
来年も呼んでください。
--------速報レポート---------------
元はキャバレーだったというレトロ感たっぷりの東京キネマ倶楽部で
「第3回DVDスルー・コメディ大賞」授与式が行われた。
劇場公開されないままDVDになった映画の中から面白い作品を
発掘して紹介しよう!ということで始まった企画も3年目。
大賞を取った『フレンチ大作戦 灼熱リオ、応答せよ』の上映後は、
TVでお馴染みの名越康文氏のトーク。
氏いわく
「みんなと一緒に大画面で観ると発見があって楽しい。
1度限りの上映でも価値あり。来年も呼んでください。」
プログラム:「DVD&ブルーレイでーた」presents 第3回 DVDスルー・コメディ大賞