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したコメでしか聞けない話に聞きほれる ハリウッドクリーチャーデザイン映画講義

2013/09/15

 

レポート by したコメサポーター 清水俊哉

 

ハリウッドで活躍するクリーチャークリエイションの

片桐裕司さんを講師に迎えて、彼がデザインした「マーマン(半魚人)」

がスクリーンを彩るメタホラー映画『キャビン』を上映し、マーマン制作

秘話やハリウッドでの映画作りの過程を教えてくれる映画講義が、三連休

の真ん中のコシダカシアターを締めるプログラムとして開催されました。


MCの大場しょう太 したコメチーフ・ディレクターが登壇し、

「台風が向かって来ているはずなのに、天気がもって、

お足元の悪い中とならなくてよかったと思います。

この時間は楽しめるようにスタッフ一同準備を重ねてきましたし、

上映後片桐さんが手がけたクリーチャーが活躍する『キャビン』

『パイレーツ・オブ・カリビアン』の制作秘話がくさん聞けると

思います。どうぞ心から楽しんでください!」

とのコメントで、映画『キャビン』の上映が始まりました。


『キャビン』上映後、まずは片桐さんがメインで担当したマーマンの制作秘話から。


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「映画をご覧になってわかるとおり、マーマンが映っているのは10秒程度ですが、

デザインラフ画を基に粘土で施策を作り、監督やプロデューサーとの話し合いを

重ねてマーマンのデザインを決まります。

最終的にはパフォーマーが着て演技をすることになるので、彼の型を取り、

パーツごとにバラバラにして作りこんでいきます。声がかかってから制作して

撮影するまでトータルで4カ月位かかっているんです。」と、

制作当時のポートフォリオ写真を投影しながら、制作秘話を披露してくれます。


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「目の部分はパフォーマーが演じられるように、彼の目に接着してしまうので、

基本的に使い捨て。もう一体手がけていたんですが、そちらは作品には

登場しませんでした」と、シビアな一面も。


それでも「アメリカはエンターテインメントの国で、みんな楽しんで、

ところどころ遊びながら真剣に仕事に取り組んでいるところがいいんです」と、

単身18歳でクリーチャークリエイションを志して渡米し、20年以上に渡って、

ハリウッドで活躍する片桐さんの言葉がしみます。


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そしてマーメイドのデザインを担当したという『パイレーツ・オブ・カリビアン』の話へ。

「この仕事は、撮影現場の近くの工房で7週間で3体のマーメイドを制作するという

契約だったので、カウアイ島での仕事だったんですが、毎日が締め切り状態で

ホテルのプールやカウアイ島のビーチをゆっくりと楽しむ暇もなかったです」


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最後に片桐さんの近況について。


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「17歳で演劇部の公演のために初めて等身大の人形作りに取り組んで以来、

とりあえずやってみて、失敗したり、壁にぶち当たったときに、じゃあ、どうする?

というのをキーワードにしてやってきて、クリーチャークリエイションを仕事にする

ことができた。やっぱり映画が好きでこの世界に飛び込んだので、映画を作りたい

とずっと思ってきたし、まずはやってみているところ」

と、きっと18歳で渡米した時から変わらないエネルギッシュで前向きな片桐さん。

集まった皆さんも間近にそのパワーを感じることができたことと思います。


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・MC:大場しょう太 したコメ チーフ・ディレクター

・登壇:片桐裕司さん(彫刻家・キャラクターデザイナー)


【登壇者コメント】

*片桐さん

「映画好きで特殊メイクやクリーチャークリエイションに昔から興味を

持っていたのですが、高校2年生のときに決意して英会話学校に通うなどの

準備を始めて、18歳で渡米しました。これまで『じゃあ、どうする?』を

キーワードにしてやってきて、何か失敗したり、壁にぶち当たったりしたときに、

次の選択肢を見つけて前に進んできた結果、今の自分があるように思います。」

*大場D

「映画『キャビン』はブルーレイを買って、最後のたくさんのクリーチャーが

出てくるシーンを一時停止しながら確認するくらい好きな映画です。

今日したコメのプログラムで皆さんと一緒にその中のクリーチャー制作の話が

聞けてよかったです。」


プログラム:ハリウッドクリーチャーデザイン映画講義 

 

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