レポート by したコメサポーター 服田恵美子
写真 by したコメサポーター 佐藤啓二
今年も「したまちコメディ大賞」受賞作品が決定しました!
今年の審査員はいとうせいこうPをはじめ、映画監督の内田けんじさん、
映画プロデューサーの佐々木史朗さん、"マイブーム"の生みの親みうらじゅんさん、
という豪華な布陣です!
台風接近で新幹線が止まってしまい、みうらじゅんさんが審査開始に
間に合わないかも?というアクシデントに見舞われたものの、
滑りこみのタイミングでギリギリセーフ!
無事に審査員4名がそろいました。
昨年のしたコメでグランプリ・観客賞をW受賞した、
天野千尋監督によるアバンタイトル、したコメ予告編が上映され、
気分が盛り上がったところで、応募総数209作品から選ばれた
12本の入選作が上映されました。
小田学監督、新井健市監督、松村慎也監督、谷口雄一郎監督
吉田衣里監督、後藤庸介監督、野中晶史監督、片岡翔監督
吐山由美監督・西本真希子監督、小田憲和監督、久保有紗監督・佐藤真美子監督、黒田将史監督
20分以内の短編作品という規定がある中で、ワンアイデアの短いものより、
長い尺を使ってストーリーを語る作品が多い傾向が見られました。
全入選作が上映された後、審査を待つ間に、小林でび監督による招待作品
『ギャラクティカ同棲時代☆チッチとチェリリン』が上映されました。
浅草の町にやって来た宇宙人のフォークデュオを描いたこの作品には、
いくつも歌が登場するのですが、ものすごく耳に残ります!
布団の中で、シャンプーしながら、通勤途中に、口ずさんでしまうこと間違いなし!!
チェリリン役:小笠原結さん、小林でび監督
そして、結果発表!
観客投票による観客賞受賞作は、黒田将史監督作品「おとなになりたくて」
準グランプリは、新井健市監督作品「おっさんスケボー」
グランプリは、観客賞とW受賞の「おとなになりたくて」でした!
黒田監督は弱冠20才!したコメ史上、最年少での受賞です。
これが初めて撮った映画だというから驚きです!!
「素晴らしい童貞映画」「文体がいい」「末恐ろしい才能が出てきた」
と審査員もべた褒めでした。

全体を通した総評では
「年々レベルが上がっている。グランプリを取るのは大変なこと」
「これほどの作品が出てくるとはと驚いている」と出品作の質の高さに触れる
コメントが続出しました!