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特集上映に瀬川昌治監督が登場

2011/09/20
レポート by したコメサポーター 清水俊哉

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喜劇映画の名手、瀬川昌治監督の作品は、これまでも、毎年したコメで取り上げられてきました。縁あって今年は、瀬川監督の特集上映を浅草中映劇場にて開催。3本目の上映に先立ち、瀬川監督が、長年助監督を務めていた井坂聡監督とともに登場し、トークショーを行いました。


【詳細をレポート!】

エノケン、笠置シヅ子さんをフィルムに収めたこともある大御所の登場に、本広克行監督をはじめ、多くの業界関係者が会場に足を運んでいました。
キャップをかぶったジャケット姿で登場した御歳85歳の瀬川監督。映画評論家・佐藤利明さんの進行で、上映作品にまつわる話や喜劇映画作りの話が繰り広げられます。
「そもそも喜劇への志向はそれほど強くはなかったんですが、劇場にかかった時の客席のストレートな反応がうれしくて、喜劇映画作りに精を出すようになったんです。しかもあの頃(1960年代)は、浅草を舞台に育った喜劇俳優がたくさんいて、しかも芝居が上手だった。そのおかげでシチュエーションコメディというか、ギャグや伏線を積み重ねていって、最後にお客さんの予想や期待を裏切るような緻密な作品作りができたんですね」と語る瀬川監督。
偉大な先輩を横にした井坂監督は、「瀬川監督は、脚本から作り上げた上で、現場で役者さんと話をしながら、そこに積み重ねていくんです。助監督として、そういう現場を体験できたことはすごく勉強になりました。映画を楽しむ側に立つと、あちこちにいろいろな仕掛けがあるんです。そのおかげで何度観ても面白く楽しめるんです」と応じ、先輩後輩の強い絆や信頼を感じさせてくれます。二人は映画の世界での先輩後輩であるだけでなく、大学の野球部の先輩後輩でもあります。井坂監督の作品に登場する野球チームの監督が「セガワ監督」という役名だったというエピソードも。
現在、次回作として笑って泣かせるような作品の脚本を執筆中であることを披露した瀬川昌治監督。さらなる活躍を客席の皆さんに約束し、舞台を後にされました。


【登壇者コメント】


・瀬川昌治監督 「サスペンスでもコメディでもそうだけど、お客さんは筋を予想しながら観ているから、それを気持ちよく超えるというか期待を外すことで、思わぬ驚きや笑いが生まれるんですよね」
・井坂聡監督 「瀬川監督の一つ一つ積み重ねていくスタイルには、役者さん一人ひとりの芝居が重要。おかげで何度観ても面白いです。作り手としてはものすごく勉強になります」
・佐藤利明さん 「役者さんと一緒に練り上げながら作っていく瀬川監督の作品は、芸の記録であり、時代の記録でもあると思います」

プログラム:特別上映 瀬川昌治監督特集

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