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プログラム概要
昨年立ち上げたコンペ部門「したまちコメディ大賞」。今年も20分以内の“コメディ”というテーマで寄せられた作品の中から10本を上映する。『グランプリ』は勿論、会場の皆さんの審査で決める『観客賞』の行方も見逃せない!また、いとうせいこう推薦作品として小林でび監督の新作『おばけのマリコローズ』も上映。「したコメ」から飛び出す、明日の“コメディ映画界”を担うクリエイターを発掘しよう!今年度グランプリ・観客賞受賞作品

『ちょぼ』
(2009年/日本/9分10秒/実写)
監督:高野雄宇
うだつのあがらないサラリーマン・ちょぼ。彼には幽霊が見えた。でも唯一できるのは霊たちの話を黙って聞いてあげることぐらい。そんなちょぼのもとに、ある日面倒事が舞い込む。


『山』
(2010年/日本/9分10秒/アニメ)
監督:岩井澤健治
山口は高校卒業後、山にこもるため、友人の鉄郎と“最後の儀式”を始める。儀式を終えた山口は山へ。残された鉄郎は就職するもクビになり、行き場を失った挙句、山口がいる「山」へ向う。


賞

副賞:プロジェクター(EH-DM3)【提供】セイコーエプソン株式会社

副賞:ツインルーム1泊宿泊券 【提供】浅草ビューホテル
◆入選作品
『明日のれるかな』(2010)/『宇宙家族』(2010)/『おむかえです。』(2010)/
『中学星』(2010)/『ちょぼ』(2009)/『DINNER』(2009)/『凸凹』(2010)/
『My First Lover』(2010)/『山』(2010)/『理由なき幽霊』(2010)
◆いとうせいこう推薦作品
『おばけのマリコローズ』(2009)
◆入選作品
『明日のれるかな。』
(2010年/日本/14分26秒/実写)
監督:谷坪明英
早朝の土手。一人の中年男が颯爽と自転車に…またがれず、転倒。そう、彼は45歳にして自転車に乗ることができない―。愛娘と『親子でサイクリング』に行く為、男の奮闘が始まる!

『宇宙家族』
(2010年/日本/16分26秒/実写)
監督:田中健詞
とあるお見合い。わざとらしく気を使いまくる媒酌人と両親、そしてマイペースなニートの男女。彼らは知るよしもなかったが、まさに同じ頃、地球に宇宙からの魔の手が迫っていた…。

(C)Poppins
『おむかえです。』
(2010年/日本/15分40秒/実写)
監督:小原浩靖
会社を解雇された中年男・川島は、その事実を家族に告げられず屋上で途方に暮れていた。そこへ突如現れた母と名乗る女性が、彼の恐るべき出生の秘密を明かす!中年SF映画の決定版!

(C) Hiroyasu Obara
『中学星』
(2010年/日本/13分4秒/アニメ)
監督:清水誠一郎
地球からすごく遠い所にある惑星「中学星」は、住んでいる人全員が全身タイツの中学生!この惑星で繰り広げられる日常を描いた、一本10秒形式のリズミカルコメディムービー。

(C)SEIICHIRO shimizu = MIKE
『DINNER』
(2009年/日本/6分50秒/実写)
監督:谷口慈彦
ある夜、独り暮らしの女が出張ホストを呼ぶが、夕食を用意して待ち続けるもなかなか来ない。1時間半たった頃、ようやく玄関のチャイムが鳴るが…。

(C)2009 belly roll film
『凸凹』
(2010年/日本/16分20秒/実写)
監督:川連廣明
とあるバー。自分達のことは棚に上げた2組の男女を中心に、店内に居合わせた人々の滑稽な様を描いた作品。男女のやりとりが笑いと共感を誘う。

『My First Lover』
(2010年/日本/10分2秒/実写)
監督:おもてざきせまし
橋本龍介(30)は今まで彼女もできなかったが、酒の勢いを借りて人生初のナンパをする。しかし翌朝目覚めると、部屋にいたのは柳田粂(65)というおばあさんだった。

『理由なき幽霊』
(2010年/日本/12分50秒/実写)
監督:石田アキラ
古いアパートに除霊にやってきた霊能者の二階堂仁。果たして二階堂は理由なき幽霊を成仏させる事が出来るのか!?霊能者と理由なき幽霊のシュールなやりとりを描いたホラーコメディ。

◆いとうせいこう推薦作品
『おばけのマリコローズ』
(2009年/日本/66分/実写)
監督:小林でび
禁断の恋に悩むネギ子の前に現れたのは、明治時代のオカマの幽霊・マリコローズだった!大胆な恋愛指南を受けたネギ子の恋の行方は…!?笑って歌って、ちょっぴり切ないラブコメディ。

(C)Devi Kobayashi
「短編コンペティション したまちコメディ大賞2010」募集要項はこちら