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『喜劇 婚前旅行』+トークショー

2009/09/25
レポート by したコメサポーター 広川峯啓
写真by したコメサポーター 吉岡茂

 


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昭和の喜劇王として広く親しまれてきた「伴淳」こと伴淳三郎。今年、生誕100周年を迎えることを記念して、特集上映が開催されました。最終日の24日には、「伴淳」のご子息であるスタイリストの山本康一郎氏、大の「伴淳」である立川志らく師匠を迎え、誰からも愛された「伴淳」の魅力と足跡が語られました。

<詳細をレポート!>
今年は、昭和のコメディを支えてきた喜劇王・伴淳三郎が生まれてちょうど100年。「アジャパー」の流行語で一世を風靡した彼の作品は、今もなおオールドファンに愛され、語り継がれています。今回の特集上映では、演技者としての評価を高めた『飢餓海峡』、東宝名物の駅前シリーズから『喜劇 駅前温泉』 、そして「寅さん」とともに松竹の看板となった旅行シリーズから『喜劇 婚前旅行』の3作品が、23、24の両日にわたって浅草・中映劇場で上映されました。
 24日は作品上映前に、落語家で映画監督の立川志らく師匠、スタイリストでご子息でもある山本康一郎氏をゲストに、朝日新聞記者の小泉信一氏を進行に迎え、日本を代表する喜劇人として、また、ひとりの父親としての伴淳を語り合っていただきました。

喜劇 婚前旅行トークショー

 志らく師匠いわく「メイクして笑わせる喜劇役者は多いけど、出てくるだけで面白いのは伴淳三郎さんだけ」。もちろん演技力にも定評があり、例えば、たび職人の役を演じる時は、職人のもとで仕事を学んだそうです。にもかかわらず、どの映画でも伴淳そのものだったところに、喜劇役者としての真骨頂がありました。
 山本氏の語る「伴淳」は、決して一般的な良き父親像ではありません。幼い時に両親が離婚したこともあり、父子が会うのはお小遣いをねだりに行く時くらいで、いつも目を合わさずそっけない態度だったといいます。しかし亡くなった後に遺品を整理すると、ベッドの下に康一郎さんの写真が敷き詰められていました。寡黙な父は息子の写真とともに、日々を過ごしていたのでした。
 このトークショーには、さらに予期せぬサプライズが待っていました。伴淳三郎のお弟子さんとして、子供だった康一郎さんの面倒を見てきた佐々木氏が、小泉氏の書いた朝日新聞の記事を読んで、中映劇場を訪ね、数十年ぶりに対面を果たしたのでした。客席でトークを聞いていた佐々木氏を壇上の康一郎氏が紹介し、館内のスポットが当たった時、観客全員が2人に惜しみない拍手を送りました。



?昭和の光と闇を体現した喜劇人の世界?

→生誕100周年「伴淳三郎」特集について詳しくはこちら


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